【PEバイアウト】OQCIによる日本情報産業(NII)の買収(2026/05/21発表)

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在

最終更新日:2026/10/31 | ステータス:取得完了(ファンドによる全株式取得済)
※「試算」は筆者計算、「所感」は筆者分析。会社開示・報道で確認できない事項は「非開示」「未確認」と明記。

1. 案件サマリー

項目 内容
発表日 2026/05/21(オリックス・日本情報産業 同日リリース)
買手 OQCI Fund LP(オリックスがサービスを提供するコミットメント型PEファンド)
対象会社 日本情報産業株式会社(NII、非上場の独立系SIer)
取引形態 PEバイアウト(全株式取得)
取得比率 100%
取得価額 非開示(日経報道:数百億円規模)
売主 非開示(創業家・既存株主と推定、未確認)
アドバイザー 非開示
意義 OQCIファンドの第1号案件

2. 当事者概要

買手:OQCI Fund LP/オリックス

  • 投資家があらかじめ出資枠をコミットし、案件ごとにキャピタルコールする方式のファンド。オリックスが経営陣への助言を行う。
  • オリックスはIT・情報サービスを国内事業投資の注力分野とし、APRESIA Systems(エイチ・シー・ネットワークス)、インフォマティクス、ラインズ、アイネット(2025年TOB)等に投資。
  • 第三者資金を活用したアセットマネジメント強化は、オリックスの2025年長期ビジョン・3か年計画の重点施策。

対象会社:日本情報産業

項目 内容
所在地 東京都渋谷区渋谷3-1-4
設立 1969年7月
代表者 代表取締役社長 下川秀樹
従業員 2,400名(2026年4月時点)。うちシステム開発・運用人員約2,300名
事業 コンサルティング、システム開発、システム運用、インフラプラットフォーム、試験システム、プロダクト・サービス。製造業・金融業向けの基幹系(生産管理・契約管理等)に強み
関連会社 日本情報処理センター、日本システム運用センター、日本コンサルタントアソシエーション
業績 非開示

3. 取引スキーム

  • OQCIファンドがNIIの全株式を取得(相対の株式譲渡)。
  • 買収ファイナンス(LBOローン)の有無・規模は非開示。

4. 取得価額・バリュエーション

  • 取得価額は非開示。日経は「数百億円規模」と報道(二次情報)。
  • 業績非開示のためEV/売上・EV/EBITDA等の試算は不可。

5. 対象会社の業績推移

非開示。オリックスは「堅調な業績を維持」と記載するのみ。

6. 買手の戦略的意図

  • IT人材プラットフォームの獲得:約2,300名の開発・運用人員と大手企業との長期直接取引。
  • 既存投資先との連携:オリックス既存IT投資先(アイネット等)とのシナジー、ロールアップの可能性。
  • 事業承継・経営体制強化:NII社長コメントは生成AI・人材競争・案件高度化を背景に「次世代の経営・組織体制」を検討した結果と説明。
  • 第三者資金ビジネス:オリックスにとってはOQCIファンドのトラックレコード第1号。

7. 業績への影響

オリックスはファンドへのサービス提供者であり、連結影響の開示なし(未確認)。

8. スケジュール

日付 事項
2026/05/21以前(日付非開示) 全株式取得
2026/05/21 両社が公表

9. 所感・論点(筆者分析)

  • 国内独立系SIerの事業承継型PE案件として、2026年上期で最大級とみられる(報道ベースの規模感)。
  • 政府系ファンド資金を活用した国内PEという新しい資金の流れ。アイネットTOB等と合わせ、オリックスによるIT情報サービスのプラットフォーム化が進む可能性。
  • 人月型SIerは生成AIによる生産性変化の影響を受けやすく、エグジット時の評価が論点。

10. 未確認事項

  • 取得価額(報道の「数百億円規模」の一次確認)、取得日、売主。
  • NIIの売上・営業利益。
  • OQCIファンドの規模・出資者構成。
  • LBOファイナンスの有無・レンダー。

11. 出典

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